《愛》

愛とゆう言葉がある。
使い方は数多くあるが中国の歌には愛の文字が多い。
日本の歌は、愛とゆう文字を直接ではなく、柔らかい表現で歌い上げる。
感動的な表現には、当然必ず愛の表現が使われている。
恋人との愛・家族への愛の基本は万国共通である。
中国の10年前、愛を表現する歌は家族が中心だった。故郷への思いも愛であった。
今は、男女の愛を正々堂々と歌い上げる。
テレビや映画を見ていると、表現不足はいがめないがキスシーン・抱擁シーンが多い。
中国では恋人募集の番組もあり、人気が沸騰している。
お互いが全ての必要条件を出して、条件が合えば付き合うことが出来る。
中国は愛に対しての恥ずかしい時代は去って、愛を自由に表現できる時代に変わった。
若者達もお互いの愛をずばり表現している。
世界の文化や情報が中国に入ってくるようになり愛の表現方法が変わってきた。
映画の影響は浸透性が高い。映画の料金は、30~35人民元(日本円400円前後)である。
純粋な愛を経て結婚しても、中国人若者の離婚率は極端に高い。
成田離婚に近い離婚話は数多い。
簡単に離婚の文字が飛び交う。寂しいことでもある。
相手の事を何も知らずに親の勧めで結婚した時代の若者の離婚率は低い。
日本でも同じだが、急激に対外文化が入ってきた中国では現在愛の革命が起きているかもしれない。
一人っ子政策の時代が続く中国は、親の溺愛で精神的に肉体的にひ弱な青年に成長している。
問題が発生すると、すぐにお母さん・お父さんに縋り付く。
自分達で解決する努力は見られない。すぐに別れの話を出す。
お互いの家庭が、自分の子供を守りすぎて脆弱な考え方を作り出し子供に悪影響を及ぼす。
喧嘩しながら切磋琢磨して成長する日本・中国の若者を早く見てみたい。
そんな時代が何時来るのだろう。