親友の結婚披露宴に参列した。

親友の結婚披露宴に参列した。

一ヶ月前にも仕事仲間の披露宴に参加し幸せを見つめた。
中国の結婚式・披露宴には親族のメンツがかかっている。
より盛大に、そして派手に行うことは親族の力を見せることでもある。
オープンカーでの幸せの押し売りを皮切りに、十数台の高級車での凱旋パレード・
爆竹等での視覚・聴覚を使用した威厳誇示には呆れ果てる。
親の結婚式かと目を疑う。
一人っ子政策での子供の結婚は、幸せを求めることには変わりは無いものの人民元の投げ捨てでもある。
世界一の外貨保有国・そして世界一の経済成長率を4-5年間維持している中国の
姿を結婚披露宴に感じると同時に、将来の若者の有り方に不安を抱く。
一生に一度の結婚の大切な意義は世界中同じであるが、新郎新婦が誠実に着々と作り上げる
結婚披露宴とは一切感じられない。
全て親族がメンツをかけての一方的な行動にしか見えない。
新居マンションを購入するのも全て親のお金であり、新郎が住まいを車を持っている事が
結婚の第一条件でもある。
ローンでも何でも関係ない。物があれば良い。後で苦労するのは新郎新婦である。
多大な各種ローンを抱えた二人は、資金難に陥り、赤ちゃんを抱くことが出来るのだろうか?
写真は、披露宴で食べ残した料理であり捨てられる。
歪な経済・貧富の差をまざまざと感じる1時間であった。