お金の作り方

国民総生産GDPの進捗率と国民生活水準がアンバランスな中国では多くの問題を抱える。
給料は物価上昇率内での低いアップであり、誰の目にもインフレは謙虚である。
給料で生活できない国民はどんな知恵を産み出して生きているのだろうか。
一方では、マンションの平米単価が20,000人民元、23,000人民元等で常に大騒ぎになっている。
都市部の一般的給料が平均1,800人民元ー20,000日本円以下程度の中国では、家賃800人民元ー10,000日本円は当たり前である。
残りの800~1,000人民元ー10,000日本円前後を、一日あたりにすれば、300日本円、25人民元でその他の全てを賄う。
生活食料・日用品・衣類・教育・交通・・・・全てである。
出来るわけが無い。
国民はどのようにして生活資金を捻出しているのだろうか。
ダブルワークである。昼夜を問わず働くしかない。
一例では、企業女子事務員は仕事終了後、クラブ等に勤務し夜中まで働き資金不足を補う。
地方から出てきている若者は、親族への仕送り・兄弟の教育費を行うために夜の世界に入ってゆかざるを得ない。
一度のめり込むと抜け出せない。お金が泡のように産まれては消える経験を目前で見るからである。
そして自分自身を見失ってしまう。
何かが間違っている。何かがおかしい。何かが不自然である。
現実の中国若者の姿である。
穢れの無い若者が都市部に出てきて味わう人生の嫌な初歩である。
経済成長率に準じた給料体系と物価体制を速やかに確立していかないと今後の中国の真の成長は有り得ない。